[2005年文献] インスリン抵抗性と肥満は有意に相関

Ohnishi H, et al. Incidence of insulin resistance in obese subjects in a rural Japanese population: the Tanno and Sobetsu study. Diabetes Obes Metab. 2005; 7: 83-7.pubmed

コホート
1991年,1998年に検診を受け,高血圧,糖尿病,高脂血症,冠動脈疾患,脳血管疾患治療例,および1991年のインスリン抵抗性などを除外した男性102人,女性126人。
観察期間は7年。

インスリン抵抗性はインスリン抵抗性指数(HOMA-R)≧1.73とした。
肥満(BMI≧25kg/m2)と非肥満(<25kg/m2)の2群で検討。
結 果
・肥満は1991年14.9%→1998年19.7%と増加。これは男性11.8%→16.7%,女性17.5%→22.2%でも同様であった。
1991年の正常体重→1998年に肥満は17人,うち4人がインスリン抵抗性。正常体重のまま(177人)の8人がインスリン抵抗性。
1991年の肥満→1998年に正常体重は6人で,インスリン抵抗性は0人。肥満の28人中,インスリン抵抗性は7人。
・インスリン抵抗性は1991年49.3%(男性の44.6%,女性の52.6%)。
インスリン抵抗性は肥満群で25.0%,正常体重群で4.5%で,肥満群で有意に多かった(p=0.0001)。
・2型糖尿病は1991年は6.5%(男性の8.9%,女性の4.9%)で,治療している人の割合は77%。

・ロジスティック回帰分析によると,肥満はインスリン抵抗性と密接に関連し,年齢,性,収縮期血圧,空腹時血糖値,HDL-Cで調整後の,インスリン抵抗性を生じる相対リスクは3.193(95%信頼区間1.085~9.401)。


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