国民健康保険加入者の追跡により,生活習慣と医療利用状況の関連を明らかにするコホート研究。
場所 宮城県北部に位置する大崎保健所管轄区域(14地方自治体)。
1990年の国勢調査時の人口22万3,144人,うち40~79歳は102,121人(46%)。医師の数は104.0人/10万人(全国平均は176.6人),ベッド数1,504.9床/10万人(全国平均は1,559.8床)。
大崎地図
開始年 1994年
対象 1994年9月~12月に大崎保健所管轄区域の住民で,40~79歳の国民健康保険(国保)加入者。1994年10月~12月に実施した自己記入質問票による基本調査の対象者54,996人のうちの回答のあった52,029人(95%)。
■ベースライン時背景:平均年齢60.8歳,教育期間10.4年,男性47.8%;農業39%;自営業28%;退職者28%,女性;主婦31%;農業25%;自営業15%。喫煙例は男性55%,女性9%,飲酒例は男性72%,女性28%であったが,男女とも加齢とともに減少した。1日に1時間以上歩くものは約半数,高血圧は男性の約25%,女性29%,糖尿病はそれぞれ8%,6%,脳卒中は3%,2%。
■医療・医療費状況:入院治療例は約10%。1995年に入院した対象の1ヵ月間の入院期間は男性14.6日,女性14.1日で,全国平均の19.3日より短かった。通院治療例は80%以上で,通院率は加齢とともに上昇し,男性より女性の方が高かった。年間の通院回数はおよそ30回(全国平均29回)。 医療費は加齢とともに増加し,40~49歳に比べ70~79歳では男性は4.5倍,女性は4.1倍。女性の医療費はどの年代でも男性より低かった。40~69歳の医療費の平均は226.6×103円で,全国平均257.5×103円よりやや低かった。
検査項目 自己記入質問票による基本情報(10因子:治療歴,家族歴,心身の健康状態,飲酒の習慣,喫煙習慣,食事の習慣,職業,結婚歴,教育,出産歴に関する93項目)。
1994年8月1日時点の対象の入院日数と医療費のデータを宮城県の国保団体連合会から提供してもらい状況を把握。
参考 J Epidemiol. 1998; 8: 258-63.pubmed


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