[1999年文献] 正常高値血圧および高血圧は,2型糖尿病発症と有意に相関した

Hayashi T, et al. High normal blood pressure, hypertension, and the risk of type 2 diabetes in Japanese men. The Osaka Health Survey. Diabetes Care. 1999; 22: 1683-7.pubmed

コホート
1981~1991年に企業健診を受けた35~61歳の男性8410例のうち,その後の健診を受けなかった168例,糖尿病,空腹時高血糖の648例を除いた7594例を5~16年間追跡(72946人・年)。
結 果
血圧が高い群ほど有意に高い値を示したのは,BMI,空腹時血糖,アルコール摂取量,飲酒者比率。
2型糖尿病発症は600例。

正常高値血圧および高血圧は,2型糖尿病の発症リスクと有意に相関した。
   ・正常高値血圧: オッズ比1.52 (95%信頼区間1.25-1.85,vs. 正常)
   ・高血圧: オッズ比2.05(1.67-2.51)
収縮期血圧10mmHg上昇の相対危険度は1.18(1.12-1.25),拡張期血圧10mmHg上昇の相対危険度は1.14(1.06-1.22)。降圧薬服用の影響を含めて解析しても,結果はほぼ同じだった。

高血圧と2型糖尿病発症との相関にBMIが与える影響を調べたところ,BMI22.7 kg/m2以上の男性においては,正常値高血圧および高血圧は2型糖尿病発症リスクと有意に相関した。
   ・正常高値血圧: オッズ比1.28(1.01-1.63 vs. 正常)
   ・高血圧: オッズ比1.70 (1.34-2.15)
BMI22.7 kg/m2未満の男性においても,正常高値血圧および高血圧は2型糖尿病発症リスクと有意に相関した。
   ・正常高値血圧: オッズ比1.71 (1.20-2.42 vs. 正常)
   ・高血圧: オッズ比2.02 (1.34-3.05)
これらの結果は,高血圧と2型糖尿病発症との相関が,肥満とは独立していることを示唆するもの。


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