[1999年文献] 高齢者において歩行距離が長いと冠動脈疾患リスクが低下

Hakim AA, et al. Effects of walking on coronary heart disease in elderly men: the Honolulu Heart Program. Circulation. 1999; 100: 9-13.pubmed

コホート
2678人。1991~1993年の検査時に体力のあった71~93歳。
追跡期間は4年。
結 果
・冠動脈疾患(CHD)の発症は109例。
・1日の歩行距離が<0.25マイル(0.4km)のもの(805人,平均年齢78歳)は>1.5マイル(2.4km)/日のもの(806人,77歳)に比べ,CHDのリスクが倍増した(5.1% vs 2.5%,p<0.01)。また0.25~1.5マイル/日のもの(1067人,78歳)も>1.5マイル/日のものに比べ,リスクは有意に上昇した(4.5% vs 2.5%,p<0.05)。
・歩行距離の長いものは,身体機能スコアが有意に高く,総コレステロール値も高かったが,HDL-C,糖尿病,幼児期に日本で生活した年数との相関はみられなかった。高血圧は歩行距離の長いもので多かったが有意差はなかった。
・最もよく歩く(>1.5マイル/日)ものは最も歩行距離の少ないもの(<0.25マイル)に比べ,喫煙数が有意に多かったが,歩行距離が0.25~1.5マイル/日に比べ有意に少なかった。飲酒量は最もよく歩くもので有意に少なかった。
・年齢とその他の危険因子で調整後のCHDリスクも<0.25マイル/日のものは>1.5マイル/日に比べ2.3倍(p<0.001)。0.25~1.5マイル/日のものは>1.5マイル/日に比べリスクが2.1倍(p<0.05)であったが,<0.25マイル/日と0.25~1.5マイル/日間には有意差はみられなかった。


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