[1994年文献] 日本人のBMIは血圧と相関する

他のINTERSALT参加国よりもBMIが低めであることが指摘されている日本人集団においても,血圧はBMIと有意に相関することがわかった。

Mikawa K, et al. An INTERSALT study investigation: relationship between body mass index and blood pressure in the combined populations of three local centres in Japan. J Hum Hypertens. 1994; 8: 101-5.pubmed

コホート
IINTERSALT研究に参加した32か国52地域のうち,日本の3地域について検討した。
大阪府吹田市の生命保険会社の社員とその配偶者200例,富山県のアルミ建築資材工場に勤める200例,および栃木県の農村住民200例のうち,高血圧治療中または24時間蓄尿などのデータに不備があった42例を除いた20~59歳の558例(1985年)。
男性は274例,女性は284例。
BMI(kg/m2)で以下のように四分位に分けて解析を行った。
   男性 Q1: 20.7以下, Q2: 20.8-22.5, Q3: 22.6-24.4, Q4: 24.4超
   女性 Q1: 20.2以下, Q2: 20.3-21.6, Q3: 21.7-23.4, Q4: 23.4超
結 果
BMIと有意な正の相関を示したのは収縮期血圧(SBP),拡張期血圧(DBP),尿中ナトリウム排泄,尿中カリウム排泄,尿中クレアチニン排泄,年齢(女性のみ),尿量(女性のみで),有意な負の相関を示したのは身長。

各四分位間で多重比較を行った結果,男女ともに,Q4ではQ1,Q2のいずれよりもSBPとDBPが有意に高かった。

BMIとSBPおよびDBPとの有意な相関は,男女ともに,多変量解析によって年齢,飲酒,ナトリウム/カリウム比を補正したのちも変わらなかった。

以上のように,他のINTERSALT参加国よりもBMIが低めであることが指摘されている日本人集団においても,血圧はBMIと有意に相関することがわかった。


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